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新章TIB。タダイマと言える場所に帰ってきた。
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あえて言おう、バカであると!

ふっ、慌燐なんだぜ。

今日は今さら何だけど岡山大の編入試験の内容を晒すよ。


まぁ、ただ試験の内容書いてもつまらんし、ちょっと日記風に。
あれ、これブログだ。


てなわけで時は2010年6月26日。
慌燐は編入試験を受けるためにれっつ岡山。
飛行機一人旅だぜっていうのは先日話したとおり。とりあえず羽田へ向かう。
ちょっとテンションも上がってきたころにふと不安がよぎるのは交通機関の乱れ。受験にゃお決まりのトラブルってやつだ。
でもまぁそこは岡山。
人呼んで「晴れの国岡山(自称)」(笑)。
どうやら瀬戸内海特有の温暖な気候という決まり文句のおかげで年間の日照時間が日本一らしいですよ。
っていうぐらいだからまぁ晴れるハズ。
いくら梅雨でも。


四国・九州で集中豪雨

・・・だと!?

よりにもよって?
空港の電光掲示板を見ると、「岡山行き 視界不良のため天候調査中」の表示が。
なんと運のないヤツなんだ慌燐。
とはいえ気を揉んでても仕方ないので昼食をとって心を落ち着かせる。
そして再び電光掲示板へ。

「視界不良のため伊丹空港へ降りるか引き返す可能性があります」

なん・・・だと?

伊丹・・・伊丹ならまだ新幹線があるさ!
引き返す・・・引き返す?羽田へ?そしてどうしろと?死亡フラグなのか。フラグたったのか?

なんてこったい。もし引き返されたりでもしたらそれこそオワタだ。
というかこないだブログに書いた「飛行機落ちないように(ry」が現実味を帯びてきたぞ。

死亡フラグを立てまくりながら飛行機へと乗り込む慌燐。
神は私を戦場へすら立たせてくれないのか?
祈りながら飛び立ち、そして降り立った先は・・・

OKAYAMA!!!

キターーーー(°∀°)ーーーーーー!!!!!


・・・ふぅ。
引っ張りつかれたぜ。
というわけで引っ張った割に何事もなく岡山へ着いた慌燐。
疲れたしホテルへ直行してダラダラする。
寝る前になって緊張してきて独り面接練習などという痛い事をする。

そして、当日。

試験会場へ。

まず大事なのは倍率だな。
例年の受験者数を見ると1~2倍をフラフラしてるからな。ちなみに定員は6名みたい。
できれば6人を切ってるとうれしい・・・っていうか6人を切ってると信じてここまで来た。
そして入室。
受験者数は・・・5

5?5って6より1少ないあの?

勝った!

勝ったぞ!

オレは、ついに勝ったんだ!

などと勝鬨をあげたかどうかはともかく、これによって緊張が一気に解けた慌燐。
落ち着いて問題に対処だぜ。

てなわけでいざ試験本番。

まず入室して、最初は数学か?物理か?と思ってたら机の上には物理と書かれたプリントが。
ああ、最初は物理か。などと思いながら席に着く。

面接官「じゃあまずは志望理由を教えてください。」
慌燐「・・・は?」

なんとまさかの面接から。
物理はお預けかちくしょう!

慌「えっとまあ色々あって地球科学科にしようかと・・・でもって岡山大見たら雰囲気よかったんでwww」
面「雰囲気とかwww工学部にも興味あるの?」
慌「まぁ元々工学部ですし・・・」
面「地球科学で興味のある分野は?」
慌「えー、地震学と・・・天文学、それから・・・気象とか?」
面「天文はウチそんなやらないんだよねww」
慌「サーセンwww」
面「他にどっか大学受けてる?」
慌「茨城の地球環境を。」
面「もしどっちも受かってたらどうする?」
慌「もちろん岡山です!(まぁ茨城もう落ちてるしねww)」
面「茨城のが近くない?」
慌「いや、まぁ(落ちたとか言えねー)岡山の雰囲気が気に入ったんでww」
面「ワロスww」

面接はこんな感じ。志望理由は雰囲気で押し通したw
てか前日いろいろ準備したのにほぼ無駄という。

じゃあ次に物理の問題。
内容は、

問1、国際宇宙ステーションの中が無重力になる理由を説明せよ。
問2、縦波と横波の違いを具体例をあげて説明せよ。

てな感じの説明問題2問。
問1は当然万有引力と遠心力のつり合い。説明した後、ホワイトボードに図と式を書かされたんだけど式間違えたw
あと地球上で宇宙飛行士の訓練のために無重力をつくる方法を訊かれて、高高度から航空機で急降下って答えた。
問2はまあ進行方向に対してどういう向きに振動するのかってことだね。ってのは分かったんだけどさ。問題は具体例だ。縦波は光やら音やらいろいろあるんだけど、横波っていざ訊かれるとなかなか思いつかんもんだね。苦し紛れにようやく海の波と答えたがどうも試験官には押しが弱かったようだ。

基本的に問題はホワイトボードに書きながら説明する形式。しかも説明しながら試験官にいろいろ突っ込まれるから始末がつかん。
そんなこんなで15分ほど経過。そのまま数学にでも移るのかと思ったら部屋を出された。
どうやら他の科目は別部屋らしい。

次の試験場へ入るとまたしても試験官2人。
さて、数学か。
と、思って机の上の問題らしいプリントに目をやると・・・

日本語じゃない・・・だと?

おいおい、日本語でおk。
英語とかきいてねーよ。いや、聞いてたけど。
普通数学のが先でしょうよ。
英語とかノー勉だし。

まぁしかたない。黙ってるわけにもいかないんで解く。

問1、次の文章を読んで和訳せよ。
問2、次の文章を英訳せよ。

そんなありきたりな問題。
問1は地球の環境はゆーっくり変化してるよー。たまにドカーンとくるよー。みたいな文章が英語で10行くらいかな?これをまず試験官の前で音読。そしてそれをその場で訳す。
これはなかなかのプレッシャー。ただでさえ英語とか無理なのにそれを試験官の目の前でやらねばならんとか。
もう細かいとこは覚えてないや。
そして問2。簡単な文章5文ほど。これをホワイトボードに英訳して書く。
文章の内容的には、「私は岡山に何度も来たことがあります。」みたいなのが5文。正直中学英語。現在完了あたりまでできれば問題なく解ける。
そしてそれは慌燐にとっては大問題だった。
そもそも英語は捨ててたから当然っちゃ当然なんだけどさ。
問題が予想外に簡単だった(んだけどできなかった)おかげでできないのがおかしいみたいじゃないか!
いやおかしいんだけど。
「私は岡山に何度も来たことがあります。」だって「I had came to Okayama.」と解答。そもそも「何度も」が分からんとかw
いや、そこはかろうじて後からつけたしたけど。

I had came to Okayama many times.

面「えーとwいろいろ突っ込みたいんだけどwww」
慌「wwww」
面「まずなんでhad?」
慌「え、経験についてのときは現在完了を・・・」
面「haveでよくね?ww」
慌「あw」
面「comeの過去分詞形って・・・」
慌「あww」

終始苦笑の絶えない和やかなムードで英語の口頭試問はオワタ終了したのでした。

再び部屋は変わりまして、いよいよラスト。今度こそ数学。
面接官の1人がウチの学校のY先生みたいにすっごくダレた雰囲気だったのが印象的。

問1、微分方程式f(x)について次の問に答えよ。
 (1)一般解が次のように与えられるとき、これが微分方程式の解であることを確かめよ。
 (2)境界条件が次のような時kの取る値を答えよ。
問2、統計について以下の問に答えよ。
 (1)期待値について具体例を挙げて説明せよ。
 (2)相関について具体例を挙げて説明せよ。

問1は式は面倒なので省くけど、微分方程式は普通の二階微分方程式。最初どうやって解くんだ?!ってテンパってたら先のY先生もどきが代入すれば?って教えてくれた。そりゃそうだ。テンパりすぎだぞ、慌燐。
(2)も境界条件を代入して解くだけ。何もひねった計算はなかった。
問2はまさかの統計。完全にノーマークだったぜ。でもY先生の授業聞いてたのがかろうじて記憶の片隅に残ってて期待値は説明できたぜ。
相関については完全に初見の単語。素直に知らんって言ったら普通に説明してくれて「次回までに勉強しといてね。」って言われて終わった。
「次回っていつだ?」
って思ったけど黙っといたよん。

そんなこんなで試験終了。
帰るときにしっかり出口を間違え、慌燐の岡山一人旅は終わったのだった。

疲れたんだぜ。

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